水辺の鳥のくちずさみ

しがない仕掛け人のうわごと

ISF08 ありがとうございました!

こんにちは、水辺とりです。またの名をとりとりです。

先日のISF08、お疲れさまでした!そしてスペースにお立ち寄りくださってありがとうございました!

たくさんの人に新刊を手に取っていただけて幸せでした。また有難いことに完売してしまったため手に取れなかった方がいましたらごめんなさい再販については検討中ですので希望される方はこちらのアンケートに答えていただきますと幸いです。

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さて、ご挨拶はこの辺にして。原稿中のことやイベント中に感じたことなどをつらつらと書いていきたいと思います。(日記みたいなものなので中身にはあまり期待しないでください…)

 

本を書くまで

元々、書いた話を紙媒体にするのが好きなのでいつかエミひなで本を出せればなぁとずっと思っていました。そんなときにISF07が開催されてるのを見て「いいないいな、やっぱり本出したいな……出せばいいのでは……?出すか!!」っていうアホの思考でISF08のサークル参加を決めた次第です。

時間もあるし2冊は出せそうだな。何にしようかな。エミひな本は1冊出すとしてもう一冊は再録にしようかなと予定してサークルカットを作りました。

 

絶対に出すエミひな本に関しては前々からずっと使いたかったプリントオンさんのレター本セットで出そうと決めていて。そうしたら安直だけど手紙モチーフにした方がいいよね、エミリーとひなたが文通する話とかいいのでは?と色々こねくり回した結果できたのが「桜前線9556kmです。プロットは2回ほど書き直しているのですが今見返すと最初のプロットは中々苦しかったのでやはりボツにして正解でした。

 

2冊目は今まで書いて公開していたエミリーssがいくつかあったので加筆修正して書き下ろしを入れた再録本にしようかなぁと思っていたのですがせ折角再録するならもう少し厚みが欲しくなったのと締切の加減で闇に葬り去られました。これに関してはもう少し書き貯めてから出したいと思います。

 

そこで2冊目はどうしようかなと悩んでいると昔に設定だけ考えて救いが無くて続きを書いていないエミひなのお話があったことを思い出しました。殴り書きしたものを見返すとたしかに中々救いがない、というかこれ幸せにならないのでは?と思い、ボツにしようとしたのですが

自分で生み出した推しカプを幸せにできないのってあまりにも勝手すぎるのでは?」

とストイックな自分に突然背後から殴られました。確かにと思い、設定を模索していく中でこれなら幸せにできる私がお前らを幸せにするというルートに辿り着けたので出そう!となって書いたのが「はきとくい」です。

 

本ができた経緯は大体こんな感じです。

 

本を書いているとき

はてさて、そうして書くことになったお話たちですが。

普段書いているお話とは特に書き方を変えたとかそういうことはなくて普段通りに楽しく書きました。初稿を修正する作業が特に好きです。

以前に別ジャンルで本を何冊か出しているので大体の勝手はわかっているため特にこれと言ったトラブルには見舞われませんで、原稿づくりで苦労はしませんでした。(〆切に追われる苦労は置いておいて)

代わりに何冊か出しているからこそ「〆切直前にならないとやる気が起こらない」という厄介な病気にかかっているのでスケジュール管理はガバガバのまま深夜にヘロヘロになりながら脱稿しました。おかしい、スケジュール組んだ時は余裕だったはずなのにどうしてでも懲りもせずに毎回こんなことをやっているので多分一生治らないです。またレター本の表紙は素敵なデザイナーさんにお願いしたためいつも苦しめられる表紙も安心です。

 

そう、話が脱線というか完全に私の感想なんですけど「桜前線9556km」の表紙めちゃくちゃにかわいくないですか!?!?レター本だから素敵な方にお願いしようと思ってご依頼させていただいたのですが、ざっくりしたイメージしか伝えていないのにめちゃくちゃ話の雰囲気に合った表紙が出来上がってデザイナーさんすご……と息が漏れるばかりでした。紙媒体になると可愛さが何倍にも増してこれが私の本の表紙なのかと今でも触ってニコニコしています。文字書きさんは表紙に困ったら天才デザイナーさんにお願いするといいですよ!すごく誠実にこちらの意図を汲み取ってくださる天才……

 

ところでサンプルはどこまで上げるのが正解なんでしょうか。未だに正解が分からず、この辺で切れば続きが気になるかなと恐る恐る上げています。

 

イベント前日と当日

イベント前日はすごいss書きの方々から濃ゆい深いお話を聴いて過ごしました。私も少しエミリーとエミひなについて語るなどしてしまいました。みなさん解釈はそれぞれでしたけれどどれも面白いし何より話の引き出しが多くて勉強になりました

 

イベント当日はたくさんの方から手に取っていただけただけでなく楽しみにしてましたやお疲れさまですなどの言葉をいただいたりしてとても嬉しかったです!差し入れもありがとうございます!美味しく食べました!

それと当日無料配布していた短編もpixivに載せています。

 

お話を書き上げた時点で私の中では相当満たされていたりします。だって何より誰より自分が書きたくて自分が読みたくて書いているお話なので!

だけどそういう私の好きしかない本を手に取ってくださる方が目の前にいて、有難い言葉をいただいているとすでに満たされている気持ちの容器から喜びとか嬉しさが溢れていって。だけど溢れた感情はどこかに消えてしまうとかそういったわけではなくて、ちゃんと下で零さないように受け止めています。今後何かのお話を書いていくときの力になっています。いただいたものはちゃんと全部大切にしています。

私から返せるものは特にないのが申し訳ないのですが、書いたお話が読んだ人の心に少しでも残ることができればせめてものお礼になるかなと思っています。

 

なんだか感情が重くなってきてそろそろ引かれそうなのでこの辺で

自分が楽しくて自分が楽しむために書いているのは本当なんですけどそれとは別に読んでくださる方や感想をくださる方にはめちゃめちゃ感謝してます!多分想像している500倍は感謝してます!

 

本当にいつもありがとうございますー!!!これからもたくさん書きますよー!!!

 

それではまた!

 

水辺とり/みずあおい

2019.11.05